| 新聞配達に必ず使われるバイク。販売店によって、徐々にではありますが通常のスクーターへ変更しているところもある様です。種別は原付ですが、特によく見るあの形、普通の原付と違います。運転は難しいのでしょうか?

なんでライトが2つ付いてるの?
上記写真のヘッドライトを見て下さい。ハンドル部のライトの他に前カゴにも付いてますね?これは、なんで2つあるのでしょうか? より明るく照らすため? 違います。配達は当然、沢山の新聞を積んで走ります。前カゴに新聞を積むと、ハンドル部のヘッドライトが全く使えなくなりますから、このように前カゴにもライトが付いているのです。
運転のしかた
スクーターと違い、シフトチェンジ機能が付いているこのバイク、難しそうに見えて実は簡単、かつ機能的なのです。通常のシフト付バイクには、クラッチというエンジンの動力をタイヤに接続する・しないを調節する機構が付いています。このため、効率よく走るためにクラッチで接続を切って⇒シフトを変える⇒少しずつ動力を伝えて回転数を合わせるためにクラッチを調節しながら接続して行く、という手順が必要なのですが、このバイクは、調節しながらクラッチ接続をしていく行程が必要ないので、アクセルを戻して、シフトチェンジをすれば良いだけとなっています。

シフトチェンジは左足で行います。シフトは、接続してないN(ニュートラル)と、1速・2速・3速とあり、つま先側で踏むと(写真左) N ⇒ 1速 ⇒ 2速 ⇒ 3速 ⇒ N と繰り返していきます。(古い機種は3速からNに戻らないので、かかとを踏んでNに戻すものもあります。)また、かかと側(写真右)を踏むと逆に戻りますので、3速から2速に戻して、ブレーキを踏まなくてもエンジンブレーキの作用を利用して減速することができます。この様に、つま先がシフトアップ、かかとがシフトダウンになっており、どちらもシフトを変える時にアクセルを戻してあげれば誰でも簡単にチェンジができるのです。ただし、この機構の場合は3速から2回つま先を踏むとニュートラルを経由して1速につながってしまうので、速度が出てるときはタイヤがロックしてしまい、転倒の危険性がありますので気をつけましょう。メーターパネルには、ニュートラルと3速の場合にそれぞれランプが付きますので(下図参照)注意する事ができます。

反対の、右足側のステップには後輪ブレーキが付いています。(下図参照)通常、ブレーキはこれを使用します。右ハンドルにも付いていますが、それは前輪ブレーキです。前輪ブレーキは右足の後輪ブレーキの補助として使うという事を覚えておいて下さい。スピードが出ている時に後輪ブレーキを使用しないで前輪ブレーキだけを強く握ると前につんのめって思わぬ事故につながります。

後輪ブレーキの後ろに付いているのが、通常上図のように折りたたまれている、エンジン始動キックです。エンジンをかける時にはこのキックの黒いステップを手前に出して、足で踏みつけるとエンジンがかかります。かかったあとはこの図の様に戻してあげます。

左のハンドルはライトやクラクション、チョークなどがあります。チョークとは、冬場のエンジンがかかりにくい時、レバーを引いてエンジンをかける事で、通常よりも多めの燃料をエンジンに送り込むため、かかりやすくなります。走行中は故障の原因となるのでチョークを引いたまま運転する事はしません。
この様に、業務用として開発されている車両ですから、運転しやすく、また燃費も優れています。通常の自動車が1リットルのガソリンで3キロ〜30キロの距離を走れるのに対して、このバイクは1リットルでなんと100キロの距離を走行できる様になっています。タンクの容量が4リットル前後なので1回満タンにすれば、名古屋近辺まで走れる非常に経済効果の高い乗り物となっています。初めての運転でも各所で先輩が教えてくれるので就職も安心です。
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